感謝の表し方の差 — 「ありがとう」の回数が合わないとき

最終更新: 2026年9月18日

生活を始めてから最初に出てくるずれは、たいてい大きな価値観ではなく、こうした小さな場面です。

何が起きるか

日本では、家族のあいだでも「ありがとう」を口にします。お茶を出してもらったとき、荷物を持ってもらったとき。小さなことでも言葉にするのが自然です。

中国では、近しい間柄ほど、いちいち言葉にしないことがあります。家族なのだから当たり前、という感覚です。他人行儀に聞こえるから言わない、という説明をされる方もいます。

この違いを知らないと、日本人側は「感謝されていない」と感じ、お相手は「なぜそんなに他人のように接するのか」と感じます。どちらも相手を大事に思っているのに、表し方が逆という状態です。

どうすればよいか

正解は、どちらかに合わせることではありません。違いがあると知っておくだけで、その場での受け取り方が変わります。

  • 言葉が無いことを、気持ちが無いことと結びつけない
  • 気になったら、責めるのではなく「日本ではこう言う習慣がある」と伝える
  • 逆に、相手のやり方にも意味があることを聞いてみる

似た形で出てくるもの

同じ構造のずれは、ほかの場面にも出ます。

  • 謝る回数 — 日本では軽く謝る場面が多く、中国では謝罪が重い意味を持つことがあります
  • 遠慮 — 勧められたものを一度断る習慣の有無
  • 褒め方 — 人前で家族を下げる日本の言い回しは、意図が伝わりにくいことがあります

時間が解決する部分もある

一緒に暮らすうちに、お互いのやり方は少しずつ混ざっていきます。最初の数か月で判断せず、違いとして置いておくくらいがちょうどよいと思います。こうした違いを結婚前に知っておきたい場合は、中国人女性との結婚を扱っている国際結婚相談所ブリッジのような相談所で、事前に聞いておくこともできます。

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