一人で買い物・通院ができるようになるまで

最終更新: 2026年9月18日

来日後の目標をひとつ挙げるなら、ここです。越えると生活の主導権がご本人に戻ります。

なぜここが目標になるのか

来日してしばらくは、何をするにも日本人側の同行が必要になります。買い物も、病院も、役所も。これが続くと、お相手は「何もできない人」のような気持ちになり、日本人側も休みが手続きで埋まります。

一人で買い物に行き、一人で病院にかかれる。この2つができるようになると、お互いの負担が一気に軽くなります。

買い物から始める

最初は近所のスーパーです。値段と商品名は数字と写真で分かるので、言葉の壁が比較的低い場所です。レジでのやり取りも、覚えることが限られています。

慣れてきたら、薬局や100円ショップなど、種類の違う店へ広げていきます。

病院はひとつ準備が要る

病院は買い物より難しくなります。症状を伝える、問診票に書く、薬の説明を聞く。どれも生活の言葉とは別の語彙が必要です。

  • かかりつけにする病院を、元気なうちに一度一緒に行って決めておく
  • 保険証と在留カードの置き場所を決めておく
  • よく使う症状の言い方をメモにしておく(熱、痛み、いつから、など)
  • 外国語に対応している医療機関を、自治体の案内で調べておく

体調を崩してから探すと間に合いません。元気なうちに一度行っておくことが、いちばんの準備になります。

公共交通機関

ICカードを作って、よく行く場所までの経路を一緒に一度通っておくと、次から一人で行けるようになります。乗り換えのある経路は、最初は避けたほうが安心です。

できるようになった後

ここまで来ると、お相手の側から「これをやってみたい」という話が出てくるようになります。アルバイト、資格、運転免許。生活が回り始めてからのほうが、次の選択肢は自然に出てきます。

自治体によって多言語の医療案内や相談窓口があります。お住まいの地域の案内をご確認ください。

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